NHK大阪放送局は13日、今秋から放送される朝の連続テレビ小説第95作が「べっぴんさん」に決まったと発表した。子ども服専門店「ファミリア」創業者の坂野惇子さんをモデルに、戦後の神戸・大阪で、仲間と一緒に子ども服作りに取り組んだヒロインを描く。脚本は「名前をなくした女神」「ファースト・クラス」などの代表作がある渡辺千穂さん(43)が手がける。

 渡辺さんは今回が初めての朝ドラだ。自身もまもなく第1子を出産予定で、「自分の価値観も変わっていくなか、ヒロインの母としての気持ちもより深く書けるのでは」と意気込みを語った。渡辺さんはフリーアナウンサーの羽鳥慎一さん(44)と2014年に結婚した。(松本紗知)